ビリー2

オオタク(悪)

2009年11月06日 13:49

毎日繰り返されるビリーのイタズラ。




魔法を使ったいたずらはすさまじく、村の大人の力ではどうしようもなかった。






子供だからと半ばビリーのイタズラを許していたコールマンは限界に来ていた。






でもビリーは自分がイタズラをしているとは思っていなかった。






ビリーには動物の声が聞けたのだ。






コールマンの鶏がお願いする。

『ビリーやどうか僕に立派な翼をくれないか?僕は一度で良いから空を優雅に飛んでみたい。』




『お安いごようさ!そのかわり皆に「ビリーは最高の魔法使い」だと言ってくれよ。』






ビリーから立派な翼を貰った鶏は大きく羽ばたき飛んでいった。



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一方鶏を逃がされたコールマン。




ビリーをこの村から追い出そうとしていた。





コールマンは一通の手紙を書いた。


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その頃ビリーはいつもの丘でマーキンと楽しくおしゃべりしていた。




そこに一匹の黄色い鶏が飛んできた。




『好き勝手やっているようだねビリー』



ビリーはこの鳥を知っていた。魔法界の連絡鳥だ。



黄色い鳥は話た。



『ビリーこれはもう決まったことだから心して聞くように。お前の魔法は後3回しか使えない。お父様がお前の魔力をつけなくしたんだ。それ以上魔法を使うとお前はもう動くことが出来なくなってしまう。あと3回だよ。分かったね。』




一方的に話した黄色い鳥はビリーの周りを2週して飛んでいった。



鳥の話は分からないキーマン。ビリーに聞いた。



『どうしたんだよビリー。顔が真っ青だよ。何かあの鳥に嫌なことと言われたのかい?』



『いやなんでもない。キーマン俺は決めたよ!何か大きなことをする。そして皆に認めてもらうんだ!そんなことよりキーマン。来週はお前の誕生日だろう?何か欲しいものはないか?俺様の凄い魔法で出してやるよ!』




『うわぁー!ありがとう!!ん~僕は犬が欲しい!大きくて白いやつ。』





『おいおい!犬なんて魔法で出さなくても良いじゃないか。他のものは無いのか?』






『ビリーが出した犬が良いんだよ。』



何も知らないキーマンは笑った。



ビリーは少し考えて



『分かった!とびっきりの犬を出してやる。健康で病気にならない立派犬だ。来週を楽しみにしてな』




つづく





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