ビリー1
イタズラ好きなビリーは村の嫌われ者。
いつも魔法で村中にイタズラいて回るビリーを村人は嫌いだった。
そんなビリーにも一人の友達がいた。名前はマーキン。ビリーの唯一の友達だ。
二人は毎日丘の上で話していた。
『ビリー!聞いたよ!また悪戯したんだって!コールマンのおじさんが怒ってたよ!』
『おいおいマーキン俺は悪くないんだぜ!コールマンがお前の悪口言っててさ頭きたんだよ。』
『そんなことばっかりしているから嫌われるんだよ。魔法使いって言うのはもっと皆に愛されないと。だって魔法が使えることは凄いことなんだよ!何でもできるしさ!僕も魔法使いに生まれたかったよ。』
『凄いと思うんだったらもっと村の皆も俺を称えろよ!マーキン俺はさ、もっと大きなことがしたいんだ!村の皆を黙らせるぐらいの大きなことを!俺の夢はなマーキン。この村に俺の銅像を立てることだ。どうだ凄いだろ!マーキンも俺のようにでっかい夢は無いのか?』
『ふーん。大きな夢だね。僕の夢は星を全部数えることさ!一体どれだけの星があるのか知りたくない?僕は毎日数えているんだけど終わりそうにも無いよ…』
『じゃあ数え終わる頃にはヨボヨボだな~。』
二人は笑った。
こんな風に2人の毎日は過ぎていった。
つづく
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