ビリー1

オオタク(悪)

2009年10月30日 14:48

イタズラ好きなビリーは村の嫌われ者。






いつも魔法で村中にイタズラいて回るビリーを村人は嫌いだった。







そんなビリーにも一人の友達がいた。名前はマーキン。ビリーの唯一の友達だ。







二人は毎日丘の上で話していた。






『ビリー!聞いたよ!また悪戯したんだって!コールマンのおじさんが怒ってたよ!』






『おいおいマーキン俺は悪くないんだぜ!コールマンがお前の悪口言っててさ頭きたんだよ。』





『そんなことばっかりしているから嫌われるんだよ。魔法使いって言うのはもっと皆に愛されないと。だって魔法が使えることは凄いことなんだよ!何でもできるしさ!僕も魔法使いに生まれたかったよ。』





『凄いと思うんだったらもっと村の皆も俺を称えろよ!マーキン俺はさ、もっと大きなことがしたいんだ!村の皆を黙らせるぐらいの大きなことを!俺の夢はなマーキン。この村に俺の銅像を立てることだ。どうだ凄いだろ!マーキンも俺のようにでっかい夢は無いのか?』






『ふーん。大きな夢だね。僕の夢は星を全部数えることさ!一体どれだけの星があるのか知りたくない?僕は毎日数えているんだけど終わりそうにも無いよ…』





『じゃあ数え終わる頃にはヨボヨボだな~。』





二人は笑った。




こんな風に2人の毎日は過ぎていった。



つづく

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